OBS設定⑤:BGMとSEの流し方(ループ・プレイリスト・モニタリング・ホットキー)
OBSで配信にBGMを流す方法(メディアソースのループ、VLCビデオソースのプレイリスト)、配信だけに流す・自分にも聞こえるようにする設定、著作権の注意、効果音(SE)をホットキーで鳴らす方法をまとめます。
OBS設定シリーズ
雑談配信や待機画面にBGMがあると、無音の時間が気にならなくなり、配信の雰囲気も作れます。BGMはパソコンの音楽プレーヤーで流すこともできますが、OBSの中で流すと、音量の調整や、配信にだけ流す設定がしやすくなります。
※ 2026年10月7日時点のOBS 32.2.2(Windows版)の日本語表示で書いています。
はじめに:BGMの著作権に気をつける
配信で使う音楽は、配信で使ってよいと決められているものを選びましょう。好きなアーティストの曲やアニメの曲を勝手に流すと、著作権の侵害になり、アーカイブが消されたり、チャンネルに警告が来たりすることがあります。
- 「フリーBGM」でも、使い方のルール(利用規約)はサイトごとに違います。商用利用(収益化した配信)の可否、クレジット表記(配信の概要欄に曲名やサイト名を書くこと)が必要か、を必ず確認します
- 規約のページは、スクリーンショットやメモで残しておくと、あとで確認しやすいです
使いやすい配布サイトと、規約の見るべきポイントは、こちらのコラムにまとめています。
方法1:メディアソースで1曲をループ再生する
1曲を繰り返し流すだけなら、OBSに最初から入っている メディアソース で十分です。
- BGMを流したいシーンを選び、ソースの + → メディア(メディアソース)を追加します(名前は「BGM」など)
- 「ローカルファイル」にチェックが入っていることを確認し、「参照」から音楽ファイル(mp3、wav、oggなど)を選びます
- 「ループ (繰り返し)」にチェックを入れます
- 「ソースがアクティブになったときに再生を再開する」は、
- オン:シーンに切り替えるたびに曲の最初から流れます(待機画面のBGM向き)
- オフ:前に止まったところから続きが流れます
- 「OK」で保存します
音声ミキサーに「BGM」の列が増え、曲が流れていればOKです。
方法2:VLCビデオソースで複数曲をプレイリスト再生する
何曲かを順番に(またはシャッフルで)流したいときは、VLCビデオソース を使います。
準備:VLCを入れる
VLCビデオソースは、無料の動画プレーヤー VLC media player(https://www.videolan.org/)がパソコンに入っているときだけ、OBSのソース一覧に表示されます。
- 公式サイトから 64bit版 をダウンロードして入れます
- 入れたあと、OBSを再起動します
プレイリストを作る
- ソースの + → VLCビデオ を追加します
- 「プレイリスト」の右の + から「ファイルを追加」(1曲ずつ)または「ディレクトリを追加」(フォルダごと)を選びます
- 「プレイリストをループ再生」 にチェックを入れます(最後の曲が終わったら最初に戻ります)
- ランダムに流したいときは 「プレイリストをシャッフルする」 にもチェックします
- 「表示の動作」を選びます
- 「表示されていないときは停止し、表示時に再開する」:シーンを切り替えると止まり、戻ると最初から
- 「表示されていないときに一時停止、表示時に一時停止を解除する」:シーンを切り替えると一時停止し、戻ると続きから
- 「表示されていないときにも常に再生する」:どのシーンにいても流れ続ける
全部のシーンで同じBGMを流し続けたいとき
シーンを切り替えるたびにBGMが途切れるのが嫌なときは、次の方法があります。
- 同じBGMソースを、ほかのシーンにも 「既存のソースを追加」 で入れる(ソースの + → VLCビデオ で「既存のソースを追加」を選び、作ったBGMソースを選びます。コピーではなく同じものなので、続きから流れます)
- 「表示の動作」を「表示されていないときにも常に再生する」にする
配信にだけ流す?自分にも聞こえる?(音声モニタリング)
OBSの中で流した音は、初期設定では配信にだけ流れ、自分には聞こえません。 自分にも聞こえるようにするには、音声モニタリング を設定します。
- まず 設定 → 詳細設定 の「モニタリングデバイス」で、自分のヘッドホンを選びます
- 編集 → オーディオの詳細プロパティ を開きます(音声ミキサーのギアボタンからも開けます)
- BGMの列の「音声モニタリング」を選びます
| 設定 | 配信に流れる | 自分に聞こえる | 使いどころ |
|---|---|---|---|
| モニターオフ | ○ | × | BGMが気になって話しにくい人 |
| モニターのみ (出力はミュート) | × | ○ | 自分だけで曲を確認したいとき |
| モニタリング有効 | ○ | ○ | 視聴者と同じBGMを聞きながら話したいとき |
注意点:
- スピーカーで聞く場合、「モニタリング有効」にするとマイクがBGMを拾い、配信にBGMが二重に入ってしまいます。 モニタリングを使うときは、ヘッドホンかイヤホンを使いましょう
- パソコンの音楽プレーヤーでBGMを流す方法(デスクトップ音声で配信に入れる方法)は、ゲーム音や通知音と音量を分けられないので、OBSの中で流すのがおすすめです
BGMの音量
BGMは、声よりずっと小さくするのが基本です。目安は、音声ミキサーのメーターで、BGMの山が緑の範囲(-20dBより下)に収まるくらいです。詳しい数値と理由は⑥の記事で説明します。
話している間だけBGMを自動で小さくする「ダッキング」という方法も、⑥の記事で紹介しています。
SE(効果音)をホットキーで鳴らす
「ドン!」「拍手」「チャイム」などの効果音を、キーを押したときに鳴らせるようにします。
SEのソースを作る
- SEを使うシーンで、ソースの + → メディア(メディアソース)を追加します(名前は「SE_拍手」など、分かりやすく)
- 効果音のファイルを選びます
- 「ループ (繰り返し)」はオフ にします
- 「再生終了時に何も表示しない」 にチェックを入れます
- 「OK」で保存します
「ソースがアクティブになったときに再生を再開する」のオン・オフは、次のホットキーの方法によって変わります。
ホットキーを割り当てる
方法は2つあります。
A. メディアのホットキーを使う(おすすめ)
- 設定 → ホットキー を開き、「絞り込み」にSEのソース名(例:SE_拍手)を入れます
- 「再開」にキー(例:
Ctrl + 1)を設定します - この方法では、SEのソースは 表示のまま にしておきます(非表示のソースは音が出ません)。キーを押すたびに、最初から鳴ります
- シーンに切り替えた瞬間に鳴ってしまわないよう、SEのプロパティで「ソースがアクティブになったときに再生を再開する」を オフ にしておきます
OBSの起動時やシーン切り替え時に一度鳴ってしまうなど、うまくいかない場合はBの方法を使います。
B. 表示・非表示のホットキーを使う
- SEのプロパティで「ソースがアクティブになったときに再生を再開する」を オン にします(表示するたびに最初から鳴るようになります)
- ソース一覧で、SEの目のマーク(可視性)を押して 非表示 にしておきます
- 設定 → ホットキー の、シーンの項目にある「'SE_拍手' を表示」と「'SE_拍手' を非表示」にキーを設定します
- 鳴らしたいとき:表示のキーを押す → 鳴り終わったら非表示のキーを押す
Aのほうが1回押すだけなので手軽です。うまく鳴らない場合はBを試してください。
SEを使うときのコツ
- SEをたくさん使う場合は、「SE」という名前の グループ(ソースを選んで右クリック → 選択したアイテムをグループ化)にまとめると整理しやすくなります
- 全シーンでSEを使いたい場合は、SEだけを入れた「SE置き場」のシーンを作り、各シーンに + → シーン でそのシーンごと入れておく方法もあります
- SEの音量は、BGMより少し大きく、声よりは小さく(目安)。鳴った瞬間に声がかき消されないようにします
- キーを覚えきれない場合は、Stream Deckのようなボタン機器を使うと、アイコン付きのボタンで鳴らせます
まとめ
- BGMは配信で使ってよい曲を選び、規約(商用利用・クレジット)を確認する
- 1曲ならメディアソースでループ、複数曲ならVLCビデオでプレイリスト
- 自分にも聞きたいなら「モニタリング有効」。ただしヘッドホンで
- SEはメディアソース+ホットキーで鳴らす
次に読む
声・BGM・ゲーム音・SEを入れたら、次はそれぞれの音量のバランスを整えましょう。
参考
- OBS Knowledge Base「Media Sources」(VLCビデオソースの要件) https://obsproject.com/kb/Media-Sources